この記事を読むことによって「なぜ今の会社がつらいと言いつつも結局辞めることができない、そんな社会人が多いのか?」ということを、根本原因も含めてしっかりと理解できるようになります。
そしてそれを理解することが、変化の激しいこれからの社会を生きる上での重要なヒントになり、会社に頼らず自分でお金を生み出していけることにつながります。ぜひ最後まで読んでご自身の活動に役立てて下さい。
それでは、まずは今回のテーマについて簡潔にまとめたこちらの動画からご覧ください。
以下では、この動画に沿って詳しく説明していきます。
目次
なぜ会社員をやめられないのか?
前回までのおさらい
上の図は、前々回と前回の記事でも取り上げたものです。新たなテクノロジーの発達によって、産業社会から情報化社会へと社会構造が変化したことを示した図になります。
これをもとに、前々回は「テクノロジーの発達によって人々の生き方や働き方が変わる」ことを示しました。そして前回は「人々の生き方が変われば、ビジネスもルールの変更が求められる」ことを解説しました。
つまり「生き方・働き方」に関しても「商品やサービスの売り方」に関しても、社会構造が変わればそれまで通用していたやり方は通用しなくなり、これまでの常識も新しいものに塗り替えられていくのです。
不安や不満を抱えてまで会社員でいる必要はない
そしてこのことが理解できれば、今の時代は、別に不満や不安や苦しみを抱えてまで企業に就職する必要はないことがわかります。
産業社会であれば、多くの人は会社を通してしかお金を得ることはできませんでした。しかし、現代の情報化社会では、インターネットという新しいテクノロジーを利用することで、誰でも比較的簡単にビジネスができます。個人レベルでお金を稼ぐことが誰でもできる時代なのです。
しかも、その稼げる金額は、まともなビジネスを続けていれば一般のサラリーマンとは比べ物にならないくらい大きくなります。現に「月に100万円」くらいの金額であれば、今はインターネットを使えばそこまで珍しい例ではないというのは昨今のYouTubeでの情報を受け取っていればわかると思います。実際にそのような人はもうゴロゴロいます。
なぜ、そのような大きな額のお金を稼げるのか…?
それは、インターネットを利用することで世界のどこにいる人にも自分の価値を届けることが可能だからです。言い換えると、インターネットによってお金を生む市場が無限大に広がるからです。
実際、私のYouTubeの動画も全国どこにいる人でも見ることができますし、もっと言えば日本におらずとも海外にいても見ることができます。現に私のメルマガに登録している人は日本に住んでいる人だけではありません。アメリカ、台湾・スペイン・パラグアイなど様々な国に住んでいる日本人の方もメルマガ登録してくれています。
市場は世界中に広がっているので、自分に価値を感じてくれる可能性がある人も無数に存在するのです。その巨大市場の中のごくごく一部の人に対して価値を提供してしっかりとマネタイズができれば、それだけでも一つの会社からの給料を大きく超えるような金額になります。
それでも会社を辞められない人々
したがって、今の時代は「会社を辞めたらお金を得る手段が断たれる」なんてはことはありません。誰でもインターネットを利用できる現代は、お金を生むための広大な市場は誰にでも開かれています。わざわざ市場を一つの会社に限定して、得られるお金を制限する必要など全くないのです。
なので、会社員をやりたいのであればやればいいですし、逆に会社員がつらいのであればさっさと辞めればいいのです。繰り返しになりますが、今の時代は辛い思いをしてまでも企業に属して仕事をする必要はありません。
しかし、それにもかかわらず現状多くの人は会社がつらいと言いつつもなかなかその会社を辞めるという決断をすることができません。「今の会社を特に好きで続けているわけではないにも関わらず辞めることができない人」というのは、いまだに数多くいるのです。
では、なぜ多くの人は、不満や苦しみを抱えながらも今の会社を辞められないでいるのか…?
個人レベルで誰でも稼げるという現代の状況を知らないからなのか?と言えば、そんなことはないはずです。ネットに相当疎いような情報弱者でなければ、個人レベルで大きく稼げる今の社会の状況は理屈レベルではもうわかっているはずです。
多くの場合、理屈ではわかっていながらも、いざ会社を辞めようかと考え出すと身体が謎の拒絶反応を示すのです。そして「自分の代わりの人を探すまでは辞められない」などと言い、何かと辞められない理由を持ち出して結局辞めない方向に持っていこうとしてしまうのです(代わりの人を見つけるのは会社の仕事であって自分の仕事ではないにも関わらず)
実は、このような状況には非常に根深い問題が潜んでいると私は思っています。会社を辞められないという思い込みが身体の細胞レベルにまで染み付いている可能性があるのです。
以下では、多くの人に生じるこの現象について深く考えていきます。
資本主義経済の会社の原型は「工場」
まずは「多くの人が勤めている会社の原型は一体何なのか?」ということから説明します。
現在「一つの会社に勤めて、そこから給料をもらうことで生活していく」という生き方・働き方が一般化していますが、歴史を遡ると、この会社の原型にあたるのは「工場」です。
工場というのは、多くの労働者を集め、その労働者に機械を使わせて効率よく大量にモノを生み出して生産活動を行う場所です。上の図のように、新しい動力源を利用して機械を使って大量にモノを生み出して生産性を上げることが望ましいとされた産業社会の時代に、工場での経済活動がメインとなっていったのです。
そしてその工場では「土地や機械などの生産手段を持った(お金を持った)資本家が、お金を持たない多くの労働者に賃金を与え、その労働者を動かして経済活動を行う」ことになります。言ってみれば、これが資本主義における経済体制の原点なのです。
その経済体制が、今の多くの会社でも踏襲されているのです。現代の多くの会社も、資本力を持った経営者が多くの労働者を雇って経済活動を行うことで利益を生み出しています。
したがって現在の会社は、産業社会における国の経済的発展に不可欠な工場の経済体制をそのまま引き継いだものと言えるのです。
工場に適した人材を育成するため「学校」
では、産業社会当時、国の経済的発展に不可欠な工場で働く多くの労働者は誰でも良かったのか?、と言えばそんなことはありません。
工場における生産性を上げるには、作業の効率性が求められます。したがってそこでは、一切の無駄がなく・時間の遅れもなく・規則正しくしっかりと作業を遂行してくれる人が、労働者にふさわしい人材でした。いわば、資本家の指示のもと忠実に作業を行う「従順性」や、規則に耐えられる「忍耐力」を持った人材が、当時の国の発展に不可欠だったのです。
では、そういった人材を効率よく集めるにはどうしたらいいか…?
そこで当時の国が取った政策は、「大人の中で労働者にふさわしい人材をその都度探していく」のではなく「子供のうちから労働者にふさわしい人材を育成しておく」ということでした。子供の頃から従順性や忍耐力を仕込んでおけば、その子供が大人になった時にはすでに労働者として使いやすい人材になっているからです。
そのような狙いのもとで生まれたのが「学校」です。もともと、学校というのは工場で働く労働者としてふさわしい人材を育てるために作られた機関なのです。
学校では、そんな子供がお利口さんであり、逆にそこからはみ出た行動をする子供は悪い子であるとして叱られます。そのような意識を、善悪の判断力の弱い児童のうちから根付かせておくことで、その子供が大人になった時に、
そんな人材に育てあげようとしたのです。
現に、国が義務教育制度を導入する時期と、近代化を推し進めるための官営模範工場が完成した時期は見事に一致します。日本の義務教育制度は、1872(明治5)年の「学制」という教育法令が発端になっていますが、日本で初めての官営模範工場である富岡製糸場が完成したのも同じ1872(明治5)年です。
当時の工場のあり方と学校のあり方が似ているのも当然です。
繰り返しになりますが、私たちみんなが通ってきた学校は、もともとは工場労働者に適した人材を育成するために作られた機関だと言えます。
国家の経済的発展と軍事力の強化、この二つを掲げた当時のスローガンを漢字四字で「富国強兵」と言いますが、過去のこちらの記事「日本の義務教育の歴史を紐解くと国家の目的(洗脳教育)が見えてくる」ではその富国強兵の視点から学校のあり方を解説していますので、ぜひ見ておいてください。
学校を辞める選択肢を持たずに育った人々の常識
したがって、当時の学校教育では、自分の意思で判断し行動できる主体性が育まれるということはありません。主体的な人間どころか、それとは全く逆の、指示されたことに忠実にしたがう従順で忍耐力のある人間が育てあげられてきたのです。
そして学校教育のあり方が今も根本的には変わっていない以上、今の学校においてもそこで育まれるものというのは変わりません。
今では教師の理不尽さや校則の厳しさにぶつぶつ文句を言うことはあっても、それでも最終的に学校を辞めるという選択肢を多くの人は持てなかったと思います。学校を辞めると「正当な機関からドロップアウトした落ちこぼれのようなレッテルを貼られて疎外されてしまうのではないか」といった、そんな強迫観念が頭をよぎるからです。
そしてその意識が染み付いたまま大人になるからこそ、多くの人は上司の理不尽さや仕事の厳しさに陰で文句を言うことはあっても、それでも結局学校を辞める選択肢を持てなかったのと同じように、会社を辞めるという選択肢も持つことができないのです。
冒頭で言ったように、いざ会社を辞めようかと考えだしても身体が拒絶反応を示して結局辞めることができないのは、学校生活を通して幼いうちから「辞められない」という観念が身体の細胞レベルにまで染み付いているからと言えます。
実際に辞められないわけはないのに「辞められない」という言葉を発し、結果辞めることがないのです。
したがって、今の生活から抜け出して本当に自分を変えたいと思っているのであれば、まずはこの根本的なことからしっかりと理解する必要があります。これまで学校で受けてきた教育は、産業社会に適した人材を育て上げるためのものであり、今の情報化社会の中で「生きる力」を身につけられるものではないのです。
変化の激しいこれからの社会を生きる力
なお、ここで厄介なのは、今の学校のあり方は昔と変わっていないものの、今の多くの学校の先生には悪意はなく、善意で教育を施そうとしていることです。
当然、今の学校の先生も過去に学校教育を受けててきて育っています。なので彼らはそのあり方が正しいと思って疑わないのです。そして「今の学校のあり方のままで、変化の激しいこれからの社会を生きる力を身につける」そんな教育ができると本気で思っているのです。
ただ、よくよく考えてみればそれがおかしいということはわかるはずです。
学校の先生は、公立の場合は公務員です。つまり国や地方から安定した給料をもらっている身分であって、自分の力でお金を生み出すという経済活動とは無縁のところにいるのです。
「変化の激しいこれからの社会を生きる力を身につける」ということを掲げている学校の中にいる人間が、変化することなく今まで通り無難に仕事をしていれば安定して給料が入ってくる立場にいる・・・正直、それでは何の説得力もありません。自分の力でお金を生み出すことを体現していない人間が、これからの社会を生き抜く力を身につけさせることなどできません。
事実、生徒に対して「起業しなさい」などとアドバイスをする学校の先生はほとんどいないと思います。もちろん、学校の先生の側も、自分が経験をしていないことを勧めるという無責任なことはできないので仕方ないことではあるのですが、今の時代の教育に携わる人間としてはそれではダメです。過ぎ去った産業社会であればそれでも良かったのですが、現代の情報化社会を生き抜くには、自分自身でお金を生み出していく力が必要なのです。
そして、そのような人間を育成しようと本気で思っているのであれば、まずは自分自身がそれを体現できるレベルになるべきです。それができないまま学校の中にいるだけは、本当の意味で生徒を育成することなど絶対にできません。
今の学校の先生は、何よりもまずこのことに気づくべきです。そしてその後どのような行動をとるかというのが非常に重要です。
B. 今更自分の立場を変えられず、このままではいけないと思いながらもこれまで通り教壇に立ち、無難に職務を遂行して安定した給料をもらいながら、生徒に対しては実態を伴わない能書きを垂れ続けるのか
そのどちらかによって、教育に携わる人間としての真価が問われると私は思っています。
会社の真実のまとめ
それでは、最後にここまでの内容をまとめておきましょう。
◎当時の工場労働者に適した人材を育成する目的で作られたのが「学校」(児童のうちから当時の工場と同じような空間で特定の訓練をさせることで、労働者にふさわしい意識と身体を持った人材に育て上げること目指した)
◎「学校」のあり方が昔と根本的に変わっていない以上、そのままでは「会社(当時の工場)」の労働者にふさわしい身体が出来上がってしまう(子供の頃に「学校を辞めるという選択肢を持てなかった」のと同じように、大人の今も「会社を辞めるという選択肢を持てない」状態でいる)
◎これまで学校で教わってきたことを常識としているだけでは、過ぎ去った産業社会に適応した人間になるだけ(変化の激しいこれからの社会を生きる力は身につけられない)
ぜひとも、今後の活動に役立ててほしいと思います。
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