お金の正体とは?お金を稼げない人の本当の盲点は別のところにあった
今回の記事では「お金の正体」をテーマに書いていきます。

この記事を読むことで得られるもの
◎「お金とは何か?」という問いに対する明確な答え
◎ お金を自分の元に引き寄せるために普段から持ち合わせておくべき重要な視点

多くの人にありがちな「お金とは紙幣・硬貨のことである」という捉え方が完全に間違いであることもはっきりと理解できるようになりますので、じっくりと読んでほしいと思います。

それでは、まずは「お金の正体」についてまとめた以下の動画からご覧ください。


これ以降は、この動画の内容に沿って詳細に解説していきます。

お金の正体とは?


まず、お金についての基本的な概念から説明していきます。

「お金」という単語を聞いた時、あなたの頭には何が思い浮かぶでしょうか?おそらく多くの人の頭に思い浮かぶのは、1万円札などの紙幣や100円玉などの硬貨ではないか思います。

しかし「お金とは、紙幣や硬貨のことである」と捉える人がいるとすれば、それは正確な位置付けとは言えません。なぜなら、紙幣や硬貨とは今の時代において目に見える形にあわられた現象に過ぎず、それ自体はお金の本質ではないからです。

昔は紙幣や硬貨ではなく貝殻がお金として機能していたことを考えれば、これもわかると思います。目に見える「現象」とは、貝殻・硬貨・紙幣など時代によって形が変わるものです。しかしその現象の根本にはいつの時代にも変わることのない・目には見えない「本質」となるものがあります。

では、お金の本質とは一体何なのか…?

それは「信用」です。お金の本質は信用であり、紙幣や硬貨はその信用が(今の時代に)形となって現れたものなのです。

したがって、いつの時代にもお金というのは信用があるところに生まれます。あなたがお金を稼ぐことができるとすれば、それはあなたに何かしらの信用が認められていることになります。そして他者からの信用の度合いが大きければ大きいほど、あなたは大きく稼ぐことができる(または相応の価値を受け取れる)ことになります。

例えば、あなたがセールスマンで自社の商品を訪問販売している場合、顧客があなたから商品を買ってくれるのはあなたが信用に値する人だからです。他人を騙しそうな信用の出来ない人であれば、顧客はその人が勧める承認にお金を払おうとは思いません。

また、あなたが一時的にお金に困った時に友人があなたにお金を貸してくれるとすれば、そこには交友関係を通じての信用があります。それは「あなたなら後でちゃんと返してくれるだろう」という信用です。人は、何の関係性もない全く知らない人に対してはお金を貸すことはしません。

さらに、あなたがクレジットカードを使って商品を購入した場合、あなたは口座の引き落とし前に商品を受け取れる(つまり実質的にお金を前借りできる)ことになります。なぜ、このようなことが可能なのか…?それはカード会社の審査によってあなたには一定の信用があると認められているからです。信用がないと判断した人に対してはカード会社はカードを発行することはありません。

 「クレジット=信用」なので、クレジットカードを発行された時点で、あなたには一定の信用があるのです

このように、あなたがお金を稼げる・借りられるのは、それ相応の信用があるからです。そのような意味でも、お金の本質は「信用」であると言えます。

お金(マネタイズ)における「本質」と「現象」


なお、先ほどから「本質」と「現象」という言葉を使って説明していますが、この二つを比較すると次のようなことが言えます。
 
◎「本質」=目に見えないもの(お金の場合は「信用」)
◎「現象」=目に見えるもの(お金の場合は「貝殻・硬貨・紙幣」等)
 
本質とは目に見えないものです。その本質が目に見える形にあらわれたものが現象です。つまり、現象の根本には本質があります。目に見えない本質があるからこそ、それが目に見える形になって現れてくるのです。

そして多くの人は目に見えるものばかりに気を取られます。

お金の文脈に即して言えば、多くの人は「目に見える札束が手元にある」あるいは「預金通帳に記載された目に見える大きな数字を確認できる」ことで安心する傾向があります。逆に、紙幣や硬貨を入れた財布が手元になかったり預金残高の数字が減っていくのを見ると、落ち着いていられない状態になります。

もちろん、これ自体は誰しもに当てはまる普通のことです。目に見えるもので確認することで人はそれを明確に認識できるからです。

しかし、本当に大事なものはその現象の根本にある本質的な部分です。目には見えない本質的なものを大事にするからこそ、目に見えるものが手に入るようになります。逆に、目に見えないものを大事にせず目に見えるものだけを追い求めようとすると、かえってそれを手に入れることは難しくなるのです。

ビジネス分野における「本質」と「現象」


これをビジネスの場面に即して考えると・・・・

自分でビジネスをする人が、見込み客とのコミュニケーションをないがしろにしていたとします。この時、その人と見込み客との間の「信用・信頼関係」は築かれていないことになります。仮にこのような状態で自分の売上だけを追い求め、見込み客に対して熱心に自分の商品のセールスをしたらどうなるでしょうか?

どれだけ熱心にセールスをしても逆に売れ行きが悪くなるというのは想像に難くないと思います。目に見えない「信頼関係」が築けていないのであれば、目に見える「売上としての数値」は手に入れることはできません。普段から目に見えない関係性を大事にしていないのであれば、どれだけ熱心なセールスであっても顧客からは鬱陶しがられるだけで終わってしまいます。

繰り返しになりますが、目に見えるものを手に入れるためには目に見えないものこそが大事になるのです。

そして、なにもこれはお金の文脈だけに言えることではありません。お金に関する「マネタイズ分野」に限らず、「健康分野」においても「恋愛分野」においても、目に見えない本質的な部分を大事にするからこそ、目に見える成果を得ることができるのです。
 

健康分野における「本質」と「現象」

 
例えば、目に見える美しい身体・健康的な身体を手に入れたいという場合も、結局は目に見えないものが重要になります。

その自分にとっての理想の身体が「くびれのある美しい身体」であっても「筋肉ムキムキの男らしい身体」であっても、そのような目に見える現象としての身体が作られる過程には目に見えないものの存在があるのです。

まず、目に見えるものとしての私たちの身体は、毎日の食事に含まれる目に見えない成分が基になって作られます。体内に取り込んだ食事の中の成分が自分の身体の構成要素になるのです。したがって、健康的な身体を作るためにはまず第一に毎日の食事も健康的なものにする必要があります。

また、定期的な運動やトレーニングや・良質な睡眠も、多くの人の理想の身体を作るにあたって必要なものです。運動・トレーニング・睡眠という行為そのものは目に見えますが、その行為に伴う脂肪燃焼の様子や筋肉が増強する瞬間は当然目には見えません。そのような目に見えないものが日々蓄積していくことで、目に見える身体が少しずつ作られていくことになります。

このことからもわかるように、目に見えないものを徐々に蓄積させ、その結果として目に見えるもの(身体)を作り上げるには一定の時間がかかります。

ダイエットではっきりと「痩せた!」と思えるような目に見える成果を出すまでには当然それなりの時間はかかります。また、筋トレではっきりと「体が引き締まった!」とわかるほどの目に見える成果を上げるまでにも相応の期間は要するのです。

そして、このような目に見えないものを大事にせず(時間をかけて蓄積させず)、目に見える身体だけを追い求めても当然結果は伴いません。

ダイエットの場合、目に見える身体だけを追い求めて即効性のある脂肪吸引などをしたとしても、それは健康的に痩せたことにはなりません。それどころか、吸引の施術で血管を傷めてしまったりそれ以上の大惨事になってしまうことさえあります。

筋トレの場合も同様です。目に見えないものを大事にせず、即効性のありそうな怪しげなクスリなどで理想の身体を手に入れようとしても、それでは逆に身体を壊してしまう可能性があるのです。

恋愛分野における「本質」と「現象」


もちろん、これは恋愛分野においても同じことが言えます。

意中の人と「デートをする」といった目に見える成果を得るためにも、目に見えないものが重要になります。この場合、普段からのコミュニケーションを通じて、その人との目には見えない「信頼関係」が築けているからこそ、目に見える成果を得ることができることになります。

当然、その目に見えない信頼関係を構築するまでにもそれなりの時間かかかります。お互いのこと全く知らない状態から相手を理解して魅力を感じ、好意を抱くまでには一定の期間は要するのです。

この関係性の構築をすっ飛ばして、すぐに目に見える結果を得ようとしていきなり告白したとしても相手からは気持ち悪がられて終わりです。それどころか、変質者だと思われて通報される可能性さえあります。

また、関係性も構築できていない中、時間をかけずに即効性だけを追い求め、お酒の力を使って相手を昏睡状態にさせて無理矢理事に及ぼうとする人もいます。ただ、そんなことをしたら当然後々大惨事になります(犯罪者のレッテルを貼られ、社会的な制裁を受けることになります)


このことからもわかるように、ビジネスにおいても・健康においても・恋愛においても…

◎目に見えないものを培った結果、目に見えるものが手に入る
◎目に見えないものを培うまでには、それなりの時間を要する
◎裏技的な手法で時間をかけずに目に見えるものだけを追い求めると後に大惨事になる

という点は共通しているのです。

目に見えない本質を大事にする

したがって、ビジネスでお金を稼ぐことにおいて成果を上げる場合にも、普段からビジネス以外の別の分野における目に見えないものを大事にしていく視点を持つといいです。

ビジネス以外の面でも目に見えないもをのじっくり育てていく意識を持てるかどうか、これがビジネスで成果を出す上でも重要になってきます。

現に、自分の身体の健康面の管理ができない人が自分の事業の管理ができるとは思えません。
 
健康に良くない食べ物でも「おいしいから」というのを理由に食べ続け、「面倒くさい」という一時の感情を理由に運動もせず、身体の調子が悪くなったらその時になってから病院に行けばいい。
 
と考えるような人は、ビジネスでも同じように考えます。
 
「面倒くさい」という一時的な感情を理由に普段から顧客との関係性はそこまで重視せず(目に見えないものは重視せず)、クレームが来たり何か問題が起きたらその時になってから対処すればいい
 
…と考えるのです。正直、こんなやり方を続けていてうまくいくわけがありません。

普段から目に見えないものを大事にしていなければ、自分の身体も自分の事業も気づいた時には大惨事になっているかもしれません。そしてその時になってから回復・挽回をしようと思っても、もはや手遅れの状態に達している可能性すらあります。
 
・目に見える「紙幣や硬貨」は、目に見えない「信用」を育んでいった結果です。
・目に見える「理想の身体」は、目に見えない「新陳代謝」を繰り返した結果です。
・目に見える「恋人の存在」は、目に見えない「信頼」を勝ち取った結果です。
 
目に見えるものばかり追いかけていても、結果としてビジネスも健康も恋愛もうまくいきません。どんな場面においても普段から「目に見えないものを大事にする」ということを肝に銘じておきましょう。

そうすれば、目に見えるものは“結果として”手に入るようになります。
 
 
P.S.

今回の内容に関しては、こちらの記事「お金を稼ぐ上で「行動すること」よりも大事なこととは?」も併せて読んでおくと、より理解が深まると思います。
今の時代に適した新しい生き方を学び実践しませんか?
おすすめの記事