お金を稼ぐ上で「行動すること」よりも大事なこととは?
今回は「お金とリスク」というテーマで書いていきます。

この記事を読むことによって「大きなお金を生み出す上で最も重要なことが何なのか?」を理解することができるようになります。

そして「それに伴うリスクとは何か?」もわかるようになり、より大きなお金を生み出しやすい状況をつくりあげることができるようになります。

 なお、ここではお金を稼ぐ「マネタイズ」のジャンルにおいて成果を出すことに主眼を置いていますが、「恋愛」などの別ジャンルであっても成果を出す上で根本的に重要なことは変わりません。

そしてマネタイズと恋愛の両方を取り上げて説明した方が内容をより理解しやすくなると思いますので、今回はこの双方を並行して解説していこうと思います。以下の動画と併せて内容を理解してください。


お金を稼ぐ上で行動が重要なのはわかるが…


まず、マネタイズにおいても恋愛においても、何らかの成果を上げるにあたっては「行動する」ということは当然のことながら重要になります。

大きなお金を生み出すことが一つの成果だとすれば、その成果を得るためには自ら行動を起こさなければいけません。

その行動の中身は一つではありませんが、例えば「投資をする」という行動はその手段の一つです。お金でお金を増やそうとするという行動を自ら起こすことによって、それなりの成果が得られる可能性が出てくることになります。

恋愛の文脈においても同じです。異性と付き合うことができるのが一つの成果だとすれば、その成果を得るためにも自分から行動を起こすことは必要になります。

「出会いのある場所に自分から出向く」「好きな異性に想いを伝える」などなど、段階や状況によって取るべき行動は変わってくると思いますが、いずれにせよ自ら何らかの行動を起こさなければ成果というものは得られません。

これはありとあらゆる分野に共通して言えることですが、行動がなければ何も始まりません。蛇口をひねらなければ水が出ないのと同じで、何事も行動を起こさなければ成果は得られないのは当然です。


・・・・しかし・・・・


正直、そんなことは誰でもわかっていることです。ここで重要なのは「行動することが重要なのはわかった上で、なぜ行動に移すことができない人が多いのか」ということです。

上の二つの例でいえば、そこでの行動というのは技術的に難しいことは何もありません。

「投資をする」という行動であれば、株でも仮想通貨でも、パソコン画面を見てマウスをクリックするだけで特定の銘柄を購入することはできます。作業自体は何も難しいことではありません。

「相手に自分の想いを伝える」というのも、物理的に難しいことは何もありません。特定の言葉を発するというのは、やろうと思えば誰にでもできることで、高度な技術は何も必要ないのです。

行動自体に技術的な障壁というものがないのにもかかわらず、行動に移せない人が多く、その結果成果を得られないという人が多いのであれば、次のようなことが言えます。

「成果を上げるにあたっては、行動をすること以前に重要な何かがある」

その「何か」が行動を規定しており、成果を上げる上での阻害要因になっていることになります。

最も重要なのは「個人のあり方」


結論から言うと、その「何か」というのは「個人のあり方」です。より具体的に言うのであれば…

個人のあり方の形成要因

①リスクに対するリテラシー
②成功できるという自信
③一定の知識・経験
④失敗してもそれを学びとしようとする意識


…などなど、このような意識や心構えで自分のあり方が形成されていることです。

この「個人のあり方」がふさわしいものになっていなければ、基本的に行動に移すことが難しいです。また、仮に行動に移したとしてもそのあり方が備わっていなければ失敗に終わることも多いです。

①リスクに対するリテラシー


行動をすることで成果を得ようとする際、ほとんどの場合はリスクというものが大なり小なり伴います。そのリスクをとることが恐怖となり、その恐怖の感情が優先してしまうと、結果として行動に移せずそれに伴った成果も得られなくなるのです。

「投資をする」という行動であれば、かけたお金がマイナスになってしまうという可能性もあります。つまり金銭的に損をするというリスクもはらんでいるのです。

したがって「一時でもお金をリスクにかけるなんてとんでもない」といった価値観を持っていたりそのような教育を受けてきた人にとっては、投資という行動自体が恐怖となり、その結果行動に移せないという状態になります。

「好きな異性に想いを伝える」という行動においても同様です。この場合、告白した結果フラれてしまうという可能性も当然のことながらあります。

その時「フラれた場合、それまで友達として良好だった関係が気まずくなる」ということをリスクと捉え、それに恐怖を感じる人はその恐怖の感情が行動に制約を加えることになります。その結果、成果も得ることができないのです。

そして、ここで重要なのは「行動に移せる人と移せない人では『何をリスクと捉えるか』という点が違う」ということです。

投資するという行動をとれる人は「一時でも金銭的に損をする可能性がある」ということに恐怖を感じていません。つまり、それ自体をそこまで大きなリスクと捉えていないのです。

それよりも「今このタイミングでこの銘柄を買っておかなければ後で絶対損することになる」ことを大きなリスクと捉えています。この場合「機会を逃してしまう」という機会損失を最大のリスクと捉えているのです。

恋愛の文脈でも同じことが言えます。

自分の想いを告白するという行動をとる人は「今このタイミングで想いを伝えておかなければのちに後悔することになる」という、そちらの方を大きなリスクと捉えており、その結果フラれてどうなるかということはそこまで大きなリスクとは捉えていないのです。

行動に制限を加えている要因として、この「リスクの捉え方・対処の仕方」がまず一つ挙げられます。


②成功できるという自信


また、行動することをリスクと捉えない(恐怖を感じない)ということは、その裏には「成功できる自信」というものがあります。

自信がなければ、やはりなかなか行動には移せません。また、仮に行動を起こしたとしても自信がなければ良い成果には結びつかないことが多いです。

投資の文脈であれば、自身もなしに不安になりながらオドオドした状態で銘柄を買うという行動をしたとしても、乱高下の激しい価格変動に耐えられるだけのマインドがないので大抵の場合は損して終わります。

自信がなければ、少し価格が変動しただけで恐怖の感情が理性を上回り、正常な判断ができなくなります。その結果として狼狽売りを繰り返したり、買うべきではないタイミング買ったりして損を繰り返してしまうということがよくあるのです。

このような「あり方」の人は、本来勝てる勝負にも勝てなくなってしまいます。

恋愛の文脈で言えば、その時「どうせ自分には無理かも…」と心のどこかで思ってしまった時点で多くの場合、本当に無理になります。

「どうせ自分なんか無理だろうな」と思い、そんな精神的にナヨナヨした状態で告白するという行動に移したところで、ほとんどの場合相手からは気持ち悪がられて終わりです。熱意というのは伝播しますので、熱意や自信のなさが感じとられた時点で相手からすると違和感を覚え受け入れ難くなるのです。

したがって、成果を上げる上では成功できるという自信を持って行動するということも非常に重要になります。


③一定の知識・経験


また、自信というのは何もないところからは基本的には生まれません。特定の知識や経験が備わっているからこそ、そこに自信というものが出てくるのです。したがって、その自信の裏付けになる一定の知識や経験というのも、成果を上げる上では必要なものになります。

例えば投資であれば「投資に関する知識や特定の銘柄についての知識を持っているからこそ、投資をしても大丈夫だという確信が持てて、自信をもって行動に移せる」といった具合に。

恋愛であれば「これまで関わってきた経験から相手も好意を持ってくれていることはわかるので、今このタイミングで告白すれば確実に成功できるという自信を持って、行動に移せる」といった感じです。

成功できるという自信が行動を推進することになるのは先ほど述べた通りですが、その自身の裏には一定の知識や経験があるのです。


④失敗してもそれを学びとしようとする意識


ただ、どれだけ自信を持って行動に移したとしても、100%必ず良い成果を出せるというわけではありません。どんな場合も自分でコントロールできない部分はどうしても出てくるため、自信を持って行動しても成果が得られないことは当然あるのです。

投資の場面でいえば、相場というのは自分でコントロールができません。どれだけ知識や経験がある人でも、どれだけ冷静に合理的な判断で投資ができる人でも、金銭的に損をしてしまうことは絶対出てきます。

恋愛の場面でも、相手の置かれている状況までコントロールをすることは基本的にはできません。どれだけ成功できる確信を持って告白をしても、相手の状況によっては当然フラれてしまうこともあるのです。

この時、成果が得られなかったことすらも失敗と捉えずに学びとする意識を持っているかどうかが重要です。

一時的な失敗を失敗と捉えず、それ自体を「経験」と捉えて次の自信につなげることで、次の行動でより成果を得られやすい状態をつくりあげることができるのです。つまり成果が得られなかったこと自体をどう捉えるかで、長期的な目でみて成果を得られることに結びつくのです。


このように、成果を上げる上では、自分の行動を規定している「考え方・信条・価値観」などのあり方を成果を得るにふさわしいものにすることが必要です。

マネタイズでも恋愛でも、万一成果が得られたとしても…



ここまでで、マネタイズでも恋愛でも、大きな成果を得るためには「行動する」こと以上に「個人のあり方を変える」ことが重要であることを話しました。そのあり方がふさわしいものになっていなければ、行動ができない・あるいは行動をしても成果に結びつかないことが多いのです。

ただ、あり方が備わっていない場合でも、たまたまラッキーパンチによって成果が出てしまうということも起こりえます。

投資であれば、それに関する知識もなく、自信もない状態で銘柄を買うという行動を起こしても、たまたま当たって価格が何十倍にもなるという可能性はゼロではありません。相場をコントロールすることは誰にもできないので、たまたま良い結果になってしまうということもあるのです。

しかし、その場合「あり方」が伴っていなければ時間差で大打撃を食らうことになります

投資の場面でいえば、仮にラッキーパンチによって一時的に大きく稼げてしまっても「あり方」が伴っていなければ、多くの場合破産の方向に進んでいきます。これは宝くじに当選した人の多くが破産するのと同じ現象です。

大金を手にするに値する「あり方」(器)がない状態でそれを手にしてしまった場合、自分が無敵になったと錯覚します。まるで自分がスターを持ったスーパーマリオのように、無敵状態担ったと錯覚して暴走(散財)してしまうのです。

もちろん、スターの効果がずっと続くことがないのと同様に、その時手にしたお金も有限です。暴走してお金を使い続ければ、どんどん減っていっていずれはゼロになってしまうのは当然です。

しかし「あり方」が伴っていない人はそれすら自覚できていません。いきなり生活水準を上げるなど、一度暴走して散財した勢いはなかなか止められず、お金がゼロになっても借金をして暴走を継続したりします。その結果、破産してしまうというパターンが多いのです。

恋愛の場面でも同じことが言えます。相手にとってふさわしい(魅力的な)「あり方」になっていない状態で告白をしても、たまたま他のボーナス的な外部要因によって相手から自分が魅力的な人間に見えてしまうことがあります。その場合、あり方が伴っていなくても成果を得ることはできてしまうのです。

しかし、一時的に付き合うことができたとしても「あり方」が伴っていない・中身に魅力のない人間は、時間差でフラれます。メッキはいずれは剥がれますので、相手にとって魅力的なあり方でないということはいずれバレてしまうのです。

そして中身が伴っていない分、フラれたショックは凄まじいほど大きいです。負の感情を理性でコントロールできなくなって精神的に壊滅状態に陥ることになるのです。

失恋やそれに類するものが原因で、自殺をしたり相手を殺害したりする事件はこの典型です。「あり方」が伴っていないのに成果を得てしまったことによってそれが基準となってしまい、成果が剥奪された時に暴走してしまうのです。

つまり、どのような分野においても成果を得るにあたっては「あり方」をふさわしいものにすることが重要であり、それが伴っていなければ…

・行動が起こせなくて成果が得られない
・行動を起こしたとしても成果が得られないことが多い
・万一成果が得られても時間差で大打撃をくらう

ということになるのです。

「個人のあり方」を形成するものは?


では、そのような「個人のあり方」(価値観・信条・心構えなど)は、どこで形成されていくのでしょうか?

そしてそのような「あり方」を変えるためには、何が必要なのでしょうか?

これについては、これまで書いてきた内容も含めて以下の動画にまとめてあります。これまでの文章の内容も踏まえた上で、最後にこちらをしっかりと視聴して下さい。


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