今回は「お金と嫉妬」というテーマで話をしていきます。

この記事を読むことによって、まずは「多くの人が抱く嫉妬という感情はどのような時に生まれるのか?」を理解することができるようになります。

そしてその上で、「他者に嫉妬の感情を抱いた場合、それをどのような形で自分にとってプラスの方向に向けていけばいいのか」ということを、お金の文脈に即して理解できるようにもなりますので、ぜひこの記事の内容をご自身の活動に役立ててもらえればと思います。

それでは、まずは「嫉妬」に関して解説したこちらの動画からご覧ください。


以下、この動画の内容に沿って解説していきます。


嫉妬という感情の性質

嫉妬はどこから生まれるのか


そもそも、他者に対して嫉妬の感情が芽生える時というのはどういう時か…?

結論から言うと、それは「自分が欲しいものをその他者が持っている時」です。

・自分が達成していない目標を他者がすでに達成していたり…
・自分が手に入れたくても入れらないものを他者が持っていたり…
・自分が体験したくてもできないことを他者が体験していたり…

そのような時に、人は嫉妬心を抱くことになります。

例えば、「いつかゴールデン番組に出演したい」と思っている売れないお笑い芸人は、すでにテレビで引っ張りだこになっている同期の芸人に嫉妬します。彼女が欲しいと思っている男性は、SNSで彼女とのリア充実生活を披露している男に嫉妬します。お金が欲しいのになかなか稼げないでいる人は、すでに大きなお金を稼いでいる人に嫉妬するのです。

逆に、他者がどれだけ成功していても、自分の目標や欲求と全く関係のないところで成功していた場合には、その他者に対して嫉妬心は生まれません。

例えば私たちは、一撃で獲物を捕らえたカマキリに嫉妬することはありません。また、大人であれば、逆上がりができるようになって周りに自慢している小学生に対して嫉妬するということもないはずです。

嫉妬とは「自分が手に入れたいと思っているものを他者が手に入れている」その時に生じる感情なのです。

嫉妬そのものが悪いのではない


したがって、まず大前提として、この嫉妬という感情は誰もがもち合わせる普通の感情です。別に悪いものではありません。むしろ「自分の手に入れたいものを再認識できる」という点ではよい感情であるとも言えます。

重要なのは、その嫉妬の感情を抱いた後の「行動」になります。

この嫉妬心とうまく付き合い、その感情を抱いた後の行動をプラスの方向に向けることができれば、自分は大いに成長します。その嫉妬から来る行動をプラスにコントロールすることができれば、これまで達成できていなかった自分の目標も達成しやすくなります。

しかし逆に、嫉妬によって起こす行動がマイナスの方向に向かってしまうと、いつまでも成長せずに他者の足を引っ張ろうとするだけの虚しい人間になってしまうのです。


嫉妬の感情を抱いた直後の行動


では、嫉妬心を抱いた時のプラスの行動とマイナスの行動とはどういうものか…?

簡潔にまとめると、次のようになります。

■【プラスの行動】
・「自分が欲しいものを手に入れている他者を賞賛する」
・「他者のように自分もそれを手に入れようと決意する」

■【マイナスの行動】
・「自分が欲しいものを手に入れている他者を批判・否定する」
・「本当はそれを欲していないかのように自分を偽る」

これだけです。このどちらの行動を取るかによって、その後の自分の成長曲線が大きく変わってきます。

嫉妬心を持った時のマイナスの行動


よくあるマイナスの行動は、お金を稼いでいる人に対して嫉妬するパターンです。

お金持ちに対して嫉妬した結果、その人を「金の亡者だ!」と否定したり「卑劣な方法で稼いでいる」と批判したり「お金がなくても幸せになれる」と自分に言い聞かせたりするのです。要は成果を出している他者をこきおろそうとしたり、自分はそれ(お金)に無関心であるふりをするのです。

残念ながら、このように反応している時点で、自分も「お金が欲しい」と思っている証拠です。人は、本当に興味がない物事には一切反応を示しません。

したがって、いくら無関心を装おうとも「お金がなくても…」といちいち反応している時点で、そのお金にを興味を持っていることは明らかです。

そして、本当は欲しているそのお金に対して無関心の姿勢を取り繕っていたり、それを手に入れた他者を認めることができない限りは、自分がそれを手に入れることはできません。お金自体を否定したり、お金を持っている人を批判すること自体が、自分をお金から遠ざける言動だからです。

つまりこの場合、本来欲しているモノや達成したいコトがあるにもかかわらず、嫉妬心から来る行動によってそのモノやコトから自分を遠ざけてしまっているのです。これはなんとも惨めで虚しい現象です。

嫉妬心を持った時のプラスの行動


上記のように、批判したり・否定したり・無関心を装ったりするのではなく、他者に対して嫉妬を抱いた場合には素直にその他者を認めて賞賛するようにすべきです。これができれば、自分も大きく成長していきます。

成果を出した他者を認めることで、その他者の良い所を素直に参考にしたり、取り入れたりすることができるようになります。また、それによってその他者と切磋琢磨できるようにもなるため、結果として自分も目標達成にむけたレベルアップを図ることができることになります。

今後、目標達成の過程で思わず嫉妬心を抱いてしまった場合には、一度冷静になって、その後に取るべき行動を考えるようにしましょう。

これが、嫉妬心を利用して自分を成長させるための行動の基本です。


自分でお金を稼ぐ力を身につけるために…


ただ、私は「自分でお金を稼げるようになる」ということを考えた場合は、この嫉妬についてさらに一歩踏み込んで考える必要があると思っています。

まず、すでにカマキリの例で述べた通り、私たちは、他者がどれだけ成功していようとそれが自分の目標や欲求と全く関係のないものであれば、嫉妬心を抱きません。他者に対する嫉妬の感情が芽生えるのは「他者を比較対象にしている」というのが前提となるのです。

したがって、私たちは嫉妬心を抱いた時点で、自分も他者と同じ土俵に立っていると考えていることになります。土俵が全く違う無関係の人に対しては、嫉妬心は芽生えませんので。

この時、大きなお金を稼ぐということを重要視するのであれば、次のことを疑ってみる癖をつけるといいです。

「そもそもその他者と自分を同じ土俵で考えるのはどうなのか?」

なぜなら、自分と他者を同じ土俵で考えている時点で、大きなお金を手にするチャンスを取りこぼしている可能性があるからです。

お金を生み出せる人の嫉妬心との向き合い方①


例えば、会社の営業成績がトップで社内で表彰されている同僚に嫉妬しているサラリーマンであれば、その人の頭には「社内でトップの営業成績を収め、表彰を受けることが正しい行為だ」という暗黙のルールがあります。その暗黙のルールを土俵にした上で、同じ土俵で自分よりも成果をあげている他者に嫉妬していることになるのです。

しかし、その暗黙のルールは誰が決めたのでしょうか?

「社内でトップの営業成績を収めた人は表彰する」というのは会社が決めたことであり、この例で嫉妬する人というのは、その会社が作ったルールの中で嫉妬しているにすぎません。つまり、会社から与えられた土俵の上で嫉妬しているだけなのです。

この時、「自分も表彰されるくらいここで頑張ろう」と考えるのは、(自分でお金を稼げるようになるという点を重視するのであれば)あまり賢い考えとは言い難いです。会社から与えられたルールを土俵にしている以上、その中でどれだけ頑張っても「会社に使われている」という事実は変わらないからです。

この場合、「みんなの前で表彰する」という餌を目の前にぶら下げられて承認欲求を掻き立てられ、それを目標にしながら、いつまでも会社が作った競争ルールの中で都合のいいように踊らされるだけになる可能性があります。

「自分で大きなお金を稼げるようになる」という点を重視するのであれば、これではいけません。

自分でお金を稼げる人というのは、他者が作ったルールにいつまでも従う人ではなく、自分でルールを作ることができる人です。この場、既存の会社を土俵として「自分が表彰されることに躍起になる」のではなく、新しく立てた自分の事業を土俵にして「自分が表彰する側に回ろうとする」といった発想を持つことができる人なのです。

嫉妬の感情が芽生えた場合、このようにルールを根本から変えてしまう発想は非常に重要です。人に対する嫉妬心が大きいと、目に見えるものだけに気を取られてこのような発想に及ばないことも多いですが、これができると、他者と土俵が変わり、それまで嫉妬の対象だった人が結果として嫉妬の対象ではなくなるのです。

お金を生み出せる人の嫉妬心との向き合い方②


また、先ほど挙げたような、テレビ番組に引っ張りだこになっている同期に嫉妬している芸人であってもこれは同様です。

この場合も、嫉妬する芸人の頭には「テレビにたくさん出演することが芸人としてのステータスである」という暗黙のルールが存在します。要はこの暗黙のルールを土俵にして、他者と自分を比較して嫉妬心を抱いているのです。

しかし、このルールに従ったままいくら頑張ったところで、自分でお金を稼げるようにはなりません。テレビの出演ギャラというのはスポンサーからの広告収入なので、この土俵で活動している以上、いつまでも自分でコントロールできない広告収入でしかお金を稼ぐことができないのです。

さらに、このテレビという土俵の上での出演競争は、現在の芸能界の実態を踏まえると相当手詰まり状態になっています。それは過去のこちらの記事「2019年インターネットビジネスで稼ぎ続けるために確立すべき収入源の種類」でも触れた通りです。この記事の中でも述べましたが、今後テレビに出演することだけでしかお金を稼げない若手タレントは、長期的に見てどんどん苦しくなってくる可能性があるのです。

自分でお金を稼げるようになりたいのであれば、これではいけません。繰り返しになりますが、自分でお金を生み出せる人というのは、他人が作ったルールの上でに踊らされることなく、自分でルールを作っていける人です。

「テレビに出させてもらって広告収入モデルで生きる」のではなく「顧客課金モデルを作ってテレビの方から出演してくださいと言われる側に回る」という、ルールを根本から変えてしまう発想が重要なのです。


このように、嫉妬心を抱いた際には「そもそもその嫉妬の対象と土俵を変えることができないか、根本的にルールを変えることはできなか」と考えてみると、自分でお金を生み出す上での大きな突破口が見えてくるかもしれません。

必要なのは、土俵を変えようとする視点と、これまでの土俵を損切りする少しばかりの勇気です。


お金と嫉妬に関するまとめ


それでは、最後にこれまで伝えた内容をまとめておきましょう。

私たちが嫉妬の感情を抱くのは「自分が欲しいものをその他者が持っている時」(嫉妬は誰もが抱く普通の感情であり、それ自体は悪いものではない)

重要なのは、嫉妬の感情を抱いた後の「行動」(嫉妬心とうまく付き合い、その感情を抱いた後の行動をプラスの方向に向けることができれば、大いに成長することができる)

自分でお金を生み出せるようになるためには、嫉妬の感情を抱いた後に「他者と同じ土俵で競うことに疑いを持ってみる」ということが重要になる(他人が作ったルールの上で活動するのではなく、自分でルールを作る視点を持つ)

ぜひご自身の活動に役立ててください。