この三つの要素を明らかにすることでより目標達成しやすい状態を構築することができますので、じっくりと最後まで読んでほしいと思います。
では、まずは今回の内容を簡潔にまとめたこちらの動画からご覧ください。
目次
目標達成に必要な3つの要素
では、まずは結論から。
目標達成に必要な要素とは、次の三つです。
②その知識をベースにして勝てる戦略を組み立て、
③その戦略を忠実に・継続的に実行に移していく
いわば「知って、考えて、実行する」、この三つをすべて高いレベルでクリアできるからこそ一定の成果を収めることができることになります。
以下、具体的に例を挙げてもう少し詳しく解説していきます。
目標達成に必要な要素①「彼を知り己を知る」
例えば、大学受験に合格することを目標に掲げた場合、
B. 自分にとっての大学合格の意義や今の自分のレベルの明確化
最低限この二つは必要です。
Aは「大学入試を知ること」、Bは「自分自身を知ること」ですね。
◎大学入試では何が問われて・何が問われないのか?
◎志望する大学の受験科目それぞれの配点は?
◎例年の合格最低点はそれくらいか?
◎今の自分のレベルはどれくらいなのか?
◎合格することがその後の自分の人生にどう生きてくるのか?
この辺りを明確にしなければ、目標達成に向けた効果的な学習はできません。
最新の入試動向や志望大学の入試傾向を知らずして受験を乗り越えることなどできませんし、自分のレベルを知らずして効果的な学習プランは立てられません。また、受験をする自分自身のスタンスを明確にせずして学習を継続させることもできません。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
これは『孫子の兵法』の中の言葉ですが、これは受験を乗り切る際にも当てはまります。ただただ闇雲に行動(勉強)に移しても成果が実ることはありませんので、志望する大学に合格するためにはまずは「相手を知り、己を知る」ことが重要なのです。
ビジネスにおいても資格試験などにおいても「それを成し遂げることでその後の自分の人生をどう展開させようとしているのか」という自分スタンスが明確にできていなければ、良い結果に結びつくことはほとんどありません。
目標達成に必要な要素②「先ず勝ちて而る後に戦いを求む」
「相手を知り、己を知る」ことが完了したら、今度はその知識を元に目標に沿った形での戦略を立てる必要が出てきます。その際に重要なのは、目標を取り違えないようにすることです。
例えば、大学受験であれば「試験で満点を取ること」や「教養を身につけること」は本来の目標ではないはずです。それらは、学習の過程で結果的に得られる可能性のあるものではありますが、本来の目標とイコールにはなりえません。
試験では必ずしも満点を取る必要はありませんし、どれだけ教養を身につけても合格できなければ意味がありません。そうではなく、大学受験を見据えた場合には「問われることに対して合格できるレベルの回答力を身につける」ことが先決です。
したがって、それを見据えた上で、ここでは①で収集したデータや市場の知識を元に、
◎自分の特性(得手不得手)に応じた科目別目標点の設定
◎試験日から逆算して「何をいつまでにやるか」を定めた学習プランの確立
…など、自分に合った形での戦略を立てていくことになります。
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」
これも『孫子の兵法』の中の言葉ですが、戦略を立てる際にはこれが非常に重要です。
上記は「勝者は先に勝ちが確定した状態を構築してから戦い始めるのに対して、敗者は戦ってから勝とうとする」という意味です。つまり勝つためには、戦略を立てる段階ですでに勝利が確定している状態を構築することが重要になるのです。
人は、建築物など有形のものを作り上げる際には綿密に計画を立て、しっかりと設計図や模型を作ってから工事に着手しますが、無形のものを作り上げる際にはそれがおざなりになりがちです。
しかし、建築において初期設計の段階で欠陥があると欠陥物件が出来上がってしまうのと同じように、無形のものを作り上げる際にも事前の綿密な設計がなされていなければ失敗に終わります。目標達成のためには、常にそれが達成された状態をイメージし、そこに至るまでのプロセスをしっかりと綿密に設計してから行動に着手するのは基本中の基本と考えるべきです。
目標達成に必要な要素③「継続は力なり」
そして自分に合った形での戦略を立てたら、それを忠実に実行していくことになります。この時に最も重要になるのは言うまでもなく「継続すること」です。
受験勉強においては、1時間や2時間勉強をしただけでは目標を達成できるほどの実力はつきません。何事も単発的な行動では成果を出すことはできないので、ここでは行動を継続することが必要不可欠です。
「継続は力なり」
これは使い古された言葉ではありますが、それでもやはり最も適切に当てはまる言葉です。
毎日の食事が徐々に人のカラダを形成していくように…、毎日の運動で徐々にダイエットの効果が現れてくるように…、毎日の作業の積み重ねによって少しずつスキルが定着していきます。時間をかけて行動を継続していくことで、目に見える大きな効果として現れてくるのです。
また、どんな戦略も完全無欠なものにはなりません。構想段階ではうまくいくと思っても、実際に実行に移してみてその通りにいかないことももちろんあります。
「突如不遇の事態によってうまくいかなくなった」という場合にも、自らの頭で軌道修正できるような柔軟な思考と対応力も、ここでは必要になってきます。
まとめ
以上、「目標達成に必要な三つの要素」を解説しました。
②本来の目標に沿った形で自分が勝てる戦略を立てること(勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む)
③習慣化・継続すること/機転を利かせて軌道修正をすること(継続は力なり)
ここでは「大学受験」を例に挙げて解説しましたが、冒頭で紹介した動画では「ダイエット」の例も挙げています。複数の具体例に触れることでより理解が深まると思いますので、ぜひ冒頭の動画も併せて視聴し、それを自分のビジネスに転用してもらえればと思います。
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