ここでの注意点も知らずに録画をしてしまうと、使用するマイクによっては動画に雑音が入ってしまうなどの問題が生じ、結果として完成した動画のクオリティが著しく低下してしまうことがあります。この記事の中身を確認することでそういった問題を回避することができますので、しっかりと最後まで読んで参考にしてほしいと思います。
それでは、まずはカムタジア2での録画の注意点をまとめた以下の動画をご覧ください。
以下、文章でも簡単に記しておきます。
カムタジア2を利用した録画方法
①まず、カムタジア2を起動します。
②すると以下のような編集画面が表示されます。当然、まだ素材となる動画を録画していないため、まだ何も編集することはできません。録画を開始するためには、以下の赤丸のボタンをクリックしてください。
③すると今度は以下のような画面が表示されます。これが録画直前の設定画面になります。それぞれA・B・Cと記号を付けた上で注意点を述べていきましょう。
③-A《サイズ・アスペクト比の選択》
これは録画する画面のサイズや比率を選択するものです。基本的にKeynoteなどのスライドの再生を録画する場合には、パソコン画面全体を録画できる「Full Screen」を私は使用しています。
③-B《マイクの選択》
自分の声を拾うためのマイクを選択するものです。クリックすると色が緑色に光りますが、緑色になっていればマイクの機能はONになっていることになります。
マイク自体は、基本的には自分で用意した外付けのマイクを使用することをオススメします。外付けマイクがパソコンに差し込まれていれば「Built-in Microphone」以外のものも表示されるはずですので、それにチェックを入れて下さい。
(何も差し込まれていなければ「Built-in Microphone」のみが表示されていると思います)
また、ここで最も注意すべきなのは「マイクをONにした際、自分が喋った時にはしっかりとメーターが反応するかどうか」、また「自分が声を出した時以外はメーターが全く反応しない状態になっているかどうか」を必ず確認して下さい。
もし、喋っていないのにメイクのメーターが動いているのなら、ノイズ(雑音)が入っていることになります。動画に雑音が入っていると、それだけで動画のクオリティが著しく下がってしまいますので、しっかりと雑音の元を特定してそれを排除しましょう。
ノートパソコンの場合、充電していたり、パソコンの近くにコンセントに差し込んだ家電がある場合には、それが雑音の元になることがあります。録画中は要らないものの電源は切ることをオススメします。
③-C《システムオーディオの選択》
マイク以外の、パソコン内部から発生する音を拾うかどうかを選択するものです。これも緑色になっていればONになっていることになります。
Keynoteを使った解説動画を作る際には「スライドの動き」と「自分の声」だけで足りる(BGMは編集の際に挿入する)ので、私はこの機能はOFFにしていることが多いです。
ただ、パソコン上で動画再生させた際にその動画の音を拾ったり、特定のアプリを起動させたときの音を拾ったりと、用途によってはONにした方がいい場合も多いので、これはその都度使い分けるようにしましょう。
④以上を確認したうえで、赤丸の「rec」をクリックすると、録画が開始されます。
⑤そして一通り撮り終えたら、メニューバー右上のカムタジアマークをクリックし「Stop Recording」をクリックすれば録画は終了します。
以上が、録画を開始してから終えるまでの基本操作と注意点になります。
上の動画では、この記事で書いたことの細かいニュアンスも含めて解説をしていますので、必ず確認をした上で録画作業に取りかかって下さい。
なお、録画を終えると、その素材を元に編集画面に映ることになりますが、編集の際の注意点については次回の記事で詳しくお伝えします。
【追記】