役立つAIツール(検索・文章生成・画像生成・スライド資料生成)
当記事では、私が現在進行形で活用しているAIツールの一部をカテゴリー別に紹介します。

ここで取り上げるツールのカテゴリーは以下の通りです。

ここで紹介するAIツールカテゴリー

◎検索AIツール
◎文章生成AIツール
◎画像生成AIツール
◎スライド資料生成AIツール
◎情報整理・要約AIツール


なお、当記事では取り上げていないもの(音声生成・動画生成AIツール等)については、無料メルマガの中のプレゼント内で上記と併せてまとめて紹介しています。プレゼントは登録後すぐに閲覧できますので、もし興味があれば無料メルマガにもご登録ください

また、ここで取り上げるものはあくまで“当記事執筆時点で”使用しているものです。AIツールは定期的にアップデートがなされるため、今後新たに使用するツールやそれに伴って使用しなくなるツールも出てくる可能性は十分あります。

そのような最新のアップデート情報についても無料メルマガで案内している講座の中で提供していますので、興味がおありでしたらまずは無料メルマガにご登録いただければと思います。

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検索・文章生成AIツール


まずは検索をする際や文章作成をする際に役立つAIツールをいくつか紹介します。

ここで「検索」と「文章生成」を同一の項目にしたのは、ほとんどのAIツールがすべてリサーチ機能とライティング機能の両方を兼ね備えているからです。両者を分ける必要がないため同一カテゴリーとして括っています。

さらに、多くのツールでは検索と文章生成に加えて「画像生成」機能も備わっており、徐々にツール別の役割の区分は曖昧になりつつあります。おそらく今後もアップデートを重ねるたびにどんどんカテゴリーの境界線は無くなってくると思われますが、ひとまず“当記事執筆時点でこの枠にカテゴライズされるツール”ということで取り上げておきます。

Chat GPT


Chat GPT」は現在最も普及しているAIツールで、その最大の強みは高性能な基盤モデル(GPT-5)が持つ高度な対話能力と、リアルタイムのウェブ検索機能が統合されている点にあります。これにより、最新ニュースや統計データ・市場動向など常に更新される情報に基づいた回答を生成できるため、多様な調べ物に非常に便利です。

また、ユーザーが特定の目的に合わせてカスタマイズしたAI(GPTs)を作成・利用できるGPT Storeによる拡張性の高さも大きな強みです。さらに、PDFやExcel等のファイルをアップロードして内容を分析・要約させたり、グラフを作成させたりすることもできます。画像認識・生成はもちろん、音声での対話にも対応するなどマルチモーダルな情報処理能力も備えています。

ただし、ウェブ検索機能があるとはいえ、情報の完全な正確性が保証されているわけではありません。誤った情報を事実であるかのように提示する「ハルシネーション」は依然として課題です。また、検索結果の引用が不自然であったり、文脈にそぐわない情報を含んだりすることもあります。長文や複雑な議論では論理的な一貫性の維持や深い洞察に課題が残る場合があり、専門用語の誤用や画一的な表現に陥る傾向もあります。


Gemini


Googleの「Gemini」は、テキスト・画像・音声・動画など複数の情報形式(モーダル)を同時に処理できるマルチモーダル能力を核とするAIです。FlashモデルとProモデルがあり、特にProモデルは非常に長いPDF文書や大量のコード、長時間の動画さえも一度に読み込んで分析・要約できる能力に長けています。

Google検索と深く統合されているため、膨大なウェブ情報から最新かつ信頼性の高い情報を引き出すのが得意です。さらに「拡張機能」を通じてGoogle Workspace・YouTube・Googleマップなどとシームレスに連携し、メールの下書きやスケジュール調整、情報検索をAI上で一貫して行える高い実用性を備えています。

文章生成においては、データ分析レポートや画像付き説明文の作成を得意としています。Googleの膨大なデータベースを活かした自然な言語生成能力により、最新情報や統計を含む正確かつタイムリーな記事やレポートの作成で強みを発揮します。個人的にProモデルはマーケティングに特化した文章生成においても重宝しています。

ただし、情報の解釈や矛盾する情報の統合にはまだ課題が残ります。特に詩や文学作品などの創造的・感情的な文章では、表現が機械的になることがあります。また、複雑な論理構造や哲学的な議論、文化的に繊細なニュアンスや言葉遊びを含む文章では、書き手の意図を完全に汲み取れない場合があり、その点は依然として今後の改善が期待される部分です。


Claude



Claude」は、業界最高水準の長文処理能力と洗練された対話能力で際立つAIです。

数十万ワードに及ぶ長大な文書や複雑な研究論文を一度に読み込み、詳細に分析・要約する能力は他のAIと比較して明確な優位性があります。さらに、画像やPDFなどの文書ファイルを直接アップロードして内容について質問することも可能です。信頼性を重視する設計思想から、複雑な質問の意図を深く理解し、論理的で一貫性のある回答を生成する傾向があります。

文章生成においては、学術論文・詳細なビジネスレポート・技術文書などの複雑な論理構造を持つ長文の作成に優れています。文脈全体を高い精度で把握して一貫性を保ったまま文章を構築する能力に加え、日本語を含む多言語で自然かつ洗練された表現が可能です。倫理的な配慮や微妙なニュアンスが求められる文章においても、慎重でバランスの取れた視点を提供します。

ただしChatGPTやGeminiと異なり、標準機能としてリアルタイムのウェブ検索機能は搭載されていません。そのため最新の時事問題やごく最近の出来事に関する情報へのアクセスは限定的です。また画像の"入力"は可能ですが、テキストから画像を生成する機能は備わっておらず、視覚コンテンツの創作には対応していない点が現在の弱みと言えます。





これら3つのAIツールを大雑把にまとめると、次のようにそれぞれ独自の強みを持っていると言えます。

・Chat GPTは汎用性と拡張性、
・GeminiはGoogleサービス連携による実用性と高度なマルチモーダル能力、
・Claudeは圧倒的な長文処理能力と洗練された文章生成

技術基盤やそれに基づく設計がそれぞれ違うので、現時点では目的に応じて各ツールを使い分けています。

画像生成AIツール


画像生成については上述のChatGPTやGeminiにも備わっており、特に2025年3月に公開されたChat GPT-4oモデルや2025年8月に公開されたNano Bananaモデルでの画像生成は、そのクオリティの高さが共に話題になりました。

したがって、用途や今後のアップデート次第では「画像生成もChat GPTやGeminiだけで十分」という人も出てくるかもしれません。

ただ一応、以下では画像生成・編集に特化したツールを紹介しておきます。

ImageFX


ImageFX」はGoogleが提供する画像生成AIで、その最大の強みは入力されたプロンプトを極めて正確に解釈し、忠実に画像化する能力にあります。複雑な指示や複数の要素を含む文章でも、人物の自然な表情や物体間の空間関係を正確に表現することを得意とします。

また、プロンプトを補助する「表現チップ」という独自のインターフェースが特徴的です。キーワード候補をクリックするだけで作風や要素を簡単に試せるため、AI画像生成の初心者でも直感的に高品質な画像を生成できます。GeminiなどのGoogleのAIエコシステムの一部として対話的にイメージを改良していくことも可能です。

ただ一方で、Midjourneyのような独創的・芸術的な"作風"を追求するよりは、指示に忠実でクリーンな画像を生成する傾向があります。そのため、偶発性から生まれるアートのような表現や特定の作家性を求める場合は、他の特化したツールの方が適していることもあります。

 Midjourney


Midjourney」は芸術性と表現力の高さで群を抜く画像生成AIです。

他のツールと比較して際立つのは、その卓越した美的センスと"味"のあるアートワークを生成する能力です。最新モデルでは写実的な表現や細部の描写力が飛躍的に向上し、プロンプトの意図をより正確に反映できるようになりました。

特に参照画像から作風を適用する「スタイルリファレンス」や、特定のキャラクターを一貫して登場させる「キャラクターリファレンス」といった新機能により創作の幅が大きく広がっています。従来はDiscordを介した操作が主でしたが、現在は直感的に使えるWebサイト版も提供されており、初心者からプロのアーティストまで幅広いユーザーが利用しやすくなっています。

ただ一方で、プロンプトの解釈は大幅に改善されたものの依然として独自の芸術的な解釈を加える傾向があり、完全に指示通りの写実的な画像を求める場合には他のツールの方が適している場面もあります。

※現在Midjourneyでは動画生成機能「V1 Video」がリリースされており、作成した静止画を動画にできるようになりました。

なお、プロンプトの入力を含む実際の画像生成の事例や、生成した画像と動画生成AIと組み合わせたサンプル動画などは無料メルマガの中で案内している講座内で公開しています。興味があればまずは無料メルマガにご登録いただければと思います。

スライド資料生成AIツール


次に、セミナーを実施する際やオンライン上で面談や商品説明をする際に使用するスライド資料の作成に役立つAIツールを紹介します。

Gamma


Gamma」は、アップロードした文書・貼り付けたテキスト・特定サイトURLなどの情報をもとに、プレゼンテーション用スライド資料を自動で生成してくれるAIツールです。

普段のスライド作成時間を大幅に削減してくれる点で非常に便利です。スライド資料を作成する際には「まずはこのGammaで資料の大枠を作成し、その後自分の手で適宜微修正を加える」というやり方をとれば今後の作業効率も格段に上げることが可能になります。

情報整理・要約AIツール


最後に、膨大な情報量のコンテンツの中身を要約したり、マインドマップ上に整理したりするのに役立つツールを紹介します。

NotebookLM


NotebookLM」は、アップロードした文書や貼り付けたURLの情報を要約したり、その情報をマインドマップ上にまとめてくれるAIツールです。

例えば一つのYouTube動画の情報を要約してほしいと思った場合、所定の欄にその動画のURLを貼り付けるだけでOKです。すると以下のようにその情報を簡潔にまとめてくれるので非常に便利です。


さらに、上の画面下部には「メモを追加」「音声概要」「マインドマップ」というボタンがあります。試しにマインドマップボタンを押してみると・・・


このように情報をマインドマップ上に体系化してまとめてくれます。

このNotebookLMを活用することによって、大量の資料から必要な情報を素早く見つけ出したり、複雑な内容の要点をすばやく理解できたり、ブレインストーミングのたたき台を得るといった作業を効率化することが可能になります。

AIの波に飲み込まれて溺れないために


今後もAIツールは様々新しいものが出現し、また既存ツールも随時アップデートを繰り返していくことでどんどん人の仕事の仕方は変わっていきます。

これからAIと人間は共存する世界になるので、今インターネットを使わない人がほとんどいないように今後はAIを使わない人もほとんどいない世界に少しずつになっていくはずです。

そしてそれを見据えると、これからのビジネスに重要なのは次の二つです。

①「AIを使いこなすスキル」
②「AIではできないことに価値を見出すスキル」

無料メールマガジンの中で不定期で案内している講座の中では、これらのスキルを磨くための具体的な施策を詳細に解説しています。そしてそれに加え、AI需要が今後ますます高まってくる中で持ちあわせておくべき非常に重要なビジネス視点に触れ、今後のビジネスの方向性を提案しています。

当記事で取り上げていないツールの操作方法や生成サンプルなども公開し、日々のアップデートにも対応した最新の情報を共有していますので、少しでも興味があればまずは無料メルマガにご登録ください。

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