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今回は「コンテンツビジネス自動化の落とし穴」というテーマでお話しします。
まず、コロナが流行して以降「オンライン化/自動化/仕組み化」という単語が一つのパワーワードになっています。
「今のビジネスをオンライン化したい/自動化したい/仕組み化したい」
このような需要は急速に増してきており、それに伴って「オンライン化/自動化/仕組み化」というワードの反応率もコロナ前に比べて急激に高まっているのです。
コンテンツビジネス自動化の最先端
当然、ビジネスをある程度オンライン化・自動化しようと思ったら特定のビジネスツールは必要になりますが、最近私は海外の自動化マーケティングツールをいくつか試しています。
日本のツールではなく、あえて海外のツールを試している理由は…
その方向性を確認するためです。
そもそも、インターネットビジネスにおいて日本で新しく流行するようなビジネス手法は、すでにその数年前に海外(アメリカ)で流行していたものです。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングも、それを基にしたプロダクトローンチ手法も、もともとは海外で大きく成果を上げていた手法です。それらを日本に輸入してきたことで、日本でもDRMやプロダクトローンチが流行り出したのであり、やはりビジネスの最先端はアメリカです。
ツールに関しても同様のことが言えます。
日本で新しくリリースされるビジネスツールは、すでに数年前にアメリカで使われたものの日本語版か、もしくはその海外製品の模倣品です。
日本語に対応していなかったツールが日本語対応することによって日本人が使い始めたり、ツール内部のシステムやコードを模倣して新しく日本製のものとして開発することで、数年遅れで同じようなツールが日本でも流通するのです。
したがって、ビジネスの最先端の把握を試みるのであれば、ツールに関しても海外マーケターが現在進行形で使っている、まだ日本語にも対応していないものに触れるのが最も合理的です。Automation(自動化)ツールも、やはりアメリカが先を行っています。
もちろん、アメリカで流行っていてもそれが必ずしも日本市場にマッチするとは限りませんが、それでも最先端に触れておくことの意義は大いにあると言えます。
・・・・そして・・・・
ちょうど先日、ビジネス自動化に役立つ、海外のとあるセールスファネル作成ツールの“最新バージョン”がリリースされました。
なので早速使ってみよう!…と思ったのですが、さすがにリリース直後でまだ日本円決済に対応していませんでした(笑)
そんなわけで仕方なく、その旧型バージョンを試してみることにしました。ちなみにそのツールの詳細は以下の記事に記載しています(何となくの使用感も把握できる記事になっていると思います)
で、実際に使ってみて次のような感想を持ちました。
◎「売上は上がっているけど忙しくて手一杯なので一部自動化したい」という人に向いているツール(逆に言えば売上があまり出せていない人が使っても無意味なツール)
ここから、今のあなたのビジネスにとって非常に大事なお話をします。
今回お話しするのは「海外の最先端のツールを使ってイケてるマーケターを気取りましょう」とか、もちろんそんなふざけた内容ではありません。
コンテンツビジネス自動化の落とし穴
もし今、あなたがすでに自分のビジネスのお客様を何人も抱えていて、
…といった状況なのであれば、最新の自動化ツールの導入はとても良いことです。
ただ、もし今あなたがお客様がまだ数人しかおらず(あるいは0人で)、
…といった考えなのであれば、最新の自動化ツールを導入しても全く無意味です。
人(お客様)が集まらない主な原因の一つに「ツールに向き合っていて、人に向き合っていないから」というのが挙げられます。
自分の時間と手間をかけて見込み客の悩みに向き合おうとする前から「ツールを使って効率化しよう」などとは考えないで下さい。はじめは自動化ツールなどには手を出さず、手動で・自分の時間を使って、見込み客に向き合うべきです。
もし今ゼロの状態から集客をするのであれば、見込み客がいるリアルの場所に直接足を運んで徹底して彼らと向き合い、“人として気に入られる(感情的価値を感じてもらう)”ということに力を入れた方がいいです。
ゼロの状態からであればその方が自分のお客様を獲得できます。そしてその方がご贔屓様も獲得しやすいため、長期的に見てもビジネスはうまくいきやすいです。
コロナが流行してビジネスのオンライン化が進み、あらゆる人たちがオンライン市場にぞろぞろ乗り込んできたことで、インターネットビジネスのカオス度は一気に増しました。
オンラインでの発信者が急激に増えている状況の中では、あなたがどれだけ個人レベルの発信をしてもあなたの理想の見込み客はオンライン上ではあなたを見つけてくれない…そんな状態が加速度的に進行しているのです。
目立った実績もない一個人が外に向けて(オンラインで)発信する“だけ”ではなかなか成果は得らなくなってきています。そんな状況の中で自動化ツールの力に頼ろうとするなんてのは論外です。弱者には弱者が取るべき戦略というものがあります。
自動化を促進するようなビジネスツールは商売が繁盛していて忙しい人にとって重宝するものあり、手動ですら成果を出せていない人が使うべきものではありません。もしあなたが今千客万来状態でないのであれば、見込み客がいるリアルの場に出向くドブ板営業という選択肢は持つべきです。
人は「直接会って親切に対応してくれた」という経験をするだけで、その人にかなり強い信頼を寄せる傾向があります。つまり…
「リアルの場で会って価値を提供してくれた」
これだけで、オンライン上のすべてのライバルとの差別化ができるのです。
あなたが強者なのか・弱者なのかによってとるべき戦略は異なりますが、もし弱者であるという自覚があるのであれば、ここでお話ししたことを意識して行動するといいです。
最後に、今回の内容のおさらいとして、コロナが流行り出した当時に私が全体に向けて送ったメルマガを再度読み返してみてほしいと思います⇒「市場か私情か?稼いだ金額をアイデンティティ化する人に抜け落ちたもの」
私はその当時から、ずっと同じことをお伝えしています。
同じ空間の中で顔を合わせ、膝と膝を突き合わせ、目を見て話をするからこそ伝わることはあるのです。
では、今日はこの辺で!
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