INXのメタマスクウォレットのホワイトリスト化は必要?不要?
ここでは、INX Securities(INXS)で使用するメタマスクウォレットの「ホワイトリスト化」の作業について解説します。

このホワイトリスト化について、まず大前提として把握しておくべきことはホワイトリスト化の作業はINXSを利用するすべての人に必要というわけではないということです。

 INX Securitiesで使用するウォレットのホワイトリスト化は全員に必須の作業ではない

ホワイトリスト化には「個人情報の入力」や「必要書類のアップロード」など若干の手間がかかりますが、ホワイトリスト化の作業自体を施す必要がない人もいます。これを知らないと無駄に手間のかかる作業をすることになりかねません。

「INX Securitiesの口座開設をしたら、ウォレットのアドレスをホワイトリスト化しましょう」などと書いてあるサイトもありますが、実際はホワイトリスト化の作業が必要か・不要かに関しては各人の状況によって異なりますのでそこは注意して下さい。

そしてそれを前提とした上で、以下では次のことについて詳しく解説していきます。

この記事を読むことで理解できること
◎どのような人がホワイトリスト化の作業が必要なのか?
◎どのような人がホワイトリスト化の作業が不要なのか?
◎自分のウォレットがホワイトリスト化されているかどうかはどこで確認できるのか?

自分がホワイトリスト化の作業を施す必要があるのか・ないのか、この記事でしっかり確認していただければと思います。

ホワイトリスト化の作業が必要な人


ホワイトリスト化作業が必要な人
INXのIPO(2020年8月〜2021年4月実施)に参加してINXトークンを購入した人の中で、そのトークンをメタマスク以外のウォレットで受け取った人、かつ、今後INXトークンを買い増しする前にIPOで取得したトークンを(一部でも)売りたいと思っている人

上記が、ホワイトリスト化の作業が必要な人です。おそらくかなり限られた人になるのではないかと思います。

逆に言うと、上記に該当しない人は皆ホワイトリスト化の作業を施す必要はありません。

おそらく上記の記述だけでは少しわかりにくいと思いますので、以下でホワイトリスト化の作業が“不要な”具体的ケースを挙げておきます。

ホワイトリスト化の作業が不要な人


ホワイトリスト化作業が不要な人
①INXのIPOに参加していない人
②INXのIPOに参加したが、そのINXトークンをメタマスクウォレットで受け取った人
③INXのIPOに参加し、INXトークンをメタマスク以外のウォレットで受け取ったが、そのトークンを売る前にINX Securitiesで買い増しする予定の人

上に該当する人は全員、ホワイトリスト化の作業を施す必要はありません。

以下では、なぜこれらの人はホワイトリスト化の作業が不要なのかを簡単に解説しておきます。

①INXのIPOに参加していない人


2020年8月〜2021年4月に実施されたINXのIPOに参加していない場合、INXトークンはINX Securities(INXS)という取引所で購入することになります。

そしてそのINXSでは、INXトークンを購入する際には“INXSと自分のメタマスクとを紐付けて”購入することになり、購入と同時にその紐づけたメタマスクが自動でホワイトリスト化される仕様になっています。

つまり、INXSでINXトークンを購入すると勝手にメタマスクがホワイトリスト化されるため、自分でホワイトリスト化の作業を施す必要がないということです。

②IPOでのINXトークンをメタマスクで受け取った人


INXのIPOに参加してそのINXトークンをメタマスクウォレットで受け取った場合、それを受け取った時点でメタマスクのアドレスはホワイトリスト化されています。

つまりこの場合も、ウォレットはすでにホワイトリスト化されているので一から自分でホワイトリスト化の作業を施す必要がないことになります

ただし、IPOで受け取ったメタマスク(A)とは別のアドレスのメタマスク(B)にINXトークンを移したい場合には、Bのメタマスクは新たに自分でホワイトリスト化する必要があります。

③IPOでのINXトークンをメタマスク以外で受け取ったが、売却前に買い増し予定の人


INXのIPOに参加してそのINXトークンをメタマスク以外のウォレットで受け取った場合、そのトークンを売却するには必ずそのウォレットからメタマスクウォレットに移行する必要があります(メタマスクに入っていないINXトークンはそのままでは売却することはできません)

そしてINXトークンの移行は、ホワイトリスト化されたウォレットに対してのみ可能です。したがってこの場合、自分のメタマスクをホワイトリスト化してからIPOで取得したトークンをそのメタマスクに移すことが必須です。

ただし、売却する前にINXトークンを買い増す予定であれば、買い増す分のINXトークンはINX Securitiesで購入することになります。その場合、①と同様でその購入時に自分のメタマスクが自動でホワイトリスト化されます。

そして買い増した後、IPOで取得したINXトークンを自分のメタマスクに移行すれば「IPO分」と「買い増し分」をまとめてホワイトリスト化されたメタマスクに保管することができます。したがって、この場合も自分でホワイトリスト化の作業を施す必要はありません。

これは見方を変えれば、IPOに参加しINXトークンをメタマスク以外で受け取った人の中で、ホワイトリスト化の作業が面倒な人は、INXSでINXトークンを買い増しすればホワイトリスト化の作業を施す手間が省けるとも言えます。

すでに述べたようにホワイトリスト化の作業には若干の手間がかかりますが、INXSでトークンを買い増しすることでその作業を省略することもできるということです。

ホワイトリスト化の具体的作業


これまで述べてきたことを元に、自分が「ホワイトリスト化の作業が必要な人」に該当する場合はこちらのサイト「https://sale.inx.co/」から自分のアドレスをホワイトリスト化する必要があります。

具体的な作業としては次のようなものがあります。

◎メールアドレスの入力とパスワードの設定
◎個人情報の入力
◎居住証明書のアップロード
◎パスポートのアップロード
◎セルフィー認証
◎ホワイトリスト化したいウォレットアドレスの入力

基本的には画面に表示された順に作業を進めていけば特に難しいことはありませんが、これらの作業が面倒な場合、すでに述べたようにINXSでINXトークンを買い増しすることで(メタマスクが自動でホワイトリスト化されるため)上記サイトからホワイトリスト化の作業をする必要はなくなります。

ホワイトリスト化されたかどうかの確認


自分のアドレスがホワイトリスト化されているかどうかは、Etherscanで確認することができます。

EtherscanのINXトークンのページ」に入り、表示された画面の17番「Whitelist」をクリックし、自分のメタマスクアドレスをペーストして「Query」を押してみて下さい。



すると以下のようにstatusが表示されます。そのstatusの欄に「true」と表示されていれば、そのアドレスはホワイトリスト化されています。



以上、INXSで使用するメタマスクウォレットのホワイトリスト化についてでした。

 INX Securitiesの口座開設方法/INXトークン購入方法・売却方法については以下の記事で解説していますので、併せてご覧いただければと思います。

★《INX Securities口座開設方法の解説記事》
⇒「INX Securities口座開設方法!セキュリティトークン取引所に登録

★《INXトークン購入方法の解説記事》
⇒「INXトークン購入方法(BTC等仮想通貨入金→USDでの買い方)

★《INXトークン売却方法の解説記事》
⇒「INXトークンの売り方(売却方法と出金・日本円換金までの流れ)
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