最近、人気YouTuberのシバターさんの関連動画に、アダルト系の動画がいくつか表示されていますね。

関連動画

上の画面は、シバターさんが投稿した「突発で釣りオフ会なるものをやってみました」という動画です。

そしてその右側の関連動画には、赤枠で囲ったように(少し見づらいかもしれませんが)エロ系の動画がいくつか表示されているのです。


・『電マ王戦~男優vs大人のおもちゃ』
・『【神回】ぽこ×たて 絶対にイカない男vs絶対にイカせる男』

などなど(二つとも同じアカウントの動画です)。


このように、最近になってシバターさんの動画の関連動画欄には、全く関連性のない内容のエロ系動画が表示されるようになりました。そして、桐崎栄二の関連動画にも一部の同じ現象が起こっていたようです。

今回は「この不可解な現象がなぜ起こっているのか」について解説をしておこうと思います。


結論、スパムです


なぜ、シバターさんの動画の関連動画欄にエロ系動画が表示されるようになったのか?

結論から言うと、これはエロ系動画を投稿した人がシバターさんの動画を利用してスパム行為をしているからです。

スパム行為によって、シバターさん動画の関連動画欄に自分が投稿したエロ系動画を「意図的に」表示させるようにしているのです。

その狙いはもちろん、「動画の再生回数を増やす」ことにあります。人気ユーチューバーの関連動画に自分の動画が表示されるだけで、一気にその動画の再生回数は伸びますからね。


「他者の媒体のパワーを利用して自分の動画の再生回数を増やし、それによって多くの広告収入を得る」

このエロ系動画投稿者には、そんな目的があるのでしょう。

(なお、現時点でこのアカウントはすべての動画に広告収入が表示されていないので、もしかしたらすでに違反行為とみなされてアドセンスを剥奪されてしまているのかもしれません)

では、具体的にはどのようなスパム行為か、以下で説明しておきましょう。



①説明文にシバターさんの動画のリンクを貼る


ではまず、試しに関連動画に表示されたエロ系動画の一つ「電マ王戦~男優vs大人のおもちゃ」に飛んでみましょう。

matsu
この動画、約2週間で18万回も再生されていますね…。そしておそらくこの動画を再生した人の中には、シバターさんの動画から飛んできた人も多いはずです。

その証拠に、この動画のコメント欄を見ると・・・

シバター動画コメント

やっぱり(笑)


そして、この動画の説明文の「もっと見る」をクリックすると、説明文には出てきたのは次のような画面でした。

説明文

シバターさんの動画のリンクを多数貼っています(中には桐崎栄二のリンクもありました)。

実はこれが、関連動画に表示させやすくする一つのポイントです。自分の動画の説明文に他者の動画のリンクを貼ると、現状のYouTubeのアルゴリズムはリンク先の動画を関連性があるモノとみなす傾向が強いのです。

まあ、これはリンクを貼っているだけなので、これだけではスパム行為とは言えませんが、現状のYouTubeでは、他者のリンクを説明文に貼るとこういったことがよく起こります。



②タグにシバター動画と同じワードを使う


そして二つ目はタグです。このエロ系動画投稿者は、動画アップロード時に設定するタグの欄に、シバターさんの動画で使われているワードを盛り込んでいるのです。

では、この動画のタグを確認してみましょう。動画再生ページを表示したまま右クリックをし、以下のように出てきた表示の「ページのソースの表示」をクリックします。

ソース

すると、HTMLが表示されます。出てきたその画面の「meta name=keywords content」と書いてあるところが、投稿者が設定したタグになります。

タグ

見てわかる通り、エロ系動画のタグには「シバター、ニコニコ、公園、釣り、瀬戸弘司」などなど、最近シバターさんがネタとして使っていた動画のキーワードがいくつも入っています。

このタグ設定によって、特定の動画の関連動画に自分の動画が表示されるようにしているのです。これは明らかなスパム行為ですね。



おまけ


というわけで、これがシバターさんの動画の関連動画にエロ系のものが出現している理由です。

なお、先ほどから言っている通りこれは明らかなスパム行為かつ違法行為ではあるのですが、ただ、マーケティングの視点から考えると、再生回数を伸ばすにあたって実践していること自体はわりと合理的です。


①人が多く集まっている場所を見つけ、
②その場所に自ら出向き、
③その集まっている人たちに注意を引き付け一気に集客する

この基本を、(違反する形で)実践していると言えます。

この場合、


・「人が多く集まる場所」=シバターアカウント
・「その場所へ出向く方法」=関連動画を攻略する
・「注意を引き付ける方法」=タイトルやサムネイルにエロ系にする

となりますね。こんな感じで、人が多く集まる場所を利用するというのはマーケティングの基本です。

以上、「不可解な現象の解説+おまけ」でした。